[その他]クリントンは、トランプよりも何票多く取ったのか
アメリカ大統領選挙の開票がかなり進んだあたりのニュースでは、投票した有権者の数(いわゆる一般投票)でもトランプがクリントンをある程度リードしていた。ところが、開票が進んでトランプ当選が判明となったときにには、クリントンの方が多くの有権者の票を得ているというニュースが報道された。クリントンが約20万票(得票率の差で0.2%くらい)多かったという内容だった。さらに集計が進んで、おとといあたりの報道では、差は大きくなってクリントンが200万票あまり多くとっていたとなっている。カリフォルニアで2:1くらいの得票になっていることを見ると不思議でもないのだが、「あれ」と思った。
アメリカの大統領選挙で、有権者の票を多くとった方の候補者が負けたことは何回かある。これまでの中で、200万票はもちろん最大の差である。得票率の差で見ると、ゴア対ブッシュの2000年では1%未満だった。1888年も差は1%未満である。もっとももめたといわれる1876年の3.1%や一般投票でも獲得選挙人でもトップの候補が落選した1824年(これは有力候補が3人かそれ以上でないと起らないだろうが)の10.4%に次ぐものになりそうである(これで得票数の集計は確定で、大きな変化がなければ)。
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