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2010.04.06

[統計]”○○決戦主義”

 「ゆーい差決戦主義」といえば久保拓弥さんによるフレーズである。生態学会をはじめとする学会に出たりするなどしているうち、ここ数年感じるのは、どうも、根本的には”○○決戦主義”とでもいうべき何か1つのもので全部すませたいという根強い傾向があり、それがそのときの状況などでたまたま「ゆーい差決戦主義」として現れたのではないか、ということである。生態学とそのまわりだけ考えても、研究者がデータとの関係で言いたいことは、検定だけでカバーされるわけではない(やっていることにより検定ではまったくカバーされないこともあれば、検定でかなりカバーされることもあるだろう)ので、AICが広く使われるようになったのは大きな進歩だと思っている。ここのところ、AICが小さいモデルを正しいモデルと呼んでいる例に出会う頻度が低くはないし(昨年と今年は生態学会大会で使用頻度のデータが充分取れなかった)、AICを使いながらどうも予測のよしあしとは別のところでの正しいモデルというものについて語っている例が少なくはないように感じている。研究者がデータとの関係で言いたいことは、いろいろなタイプがあると思う。どういう統計的な方法に、どのタイプの言いたいことがどのくらいよく対応しているか、なぜか夜になると考えてしまう。

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