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2007.05.31

[本]医療崩壊

医療崩壊ー「立ち去り型サボタージュ」とは何か(著者 小松秀樹、発行元 朝日新聞社)を読みました。現在の医療が置かれている状態がよくわかるだけでなく、その原因の理解にも役立ちます(”崩壊”と形容されることが多いイギリスの医療についても、わかりやすかった)。医療にとどまらず、使命感を持って仕事をしている人をある程度かかえている職種や業界が競争原理や市場原理の強調でどうなるっていくのかを考えるうえでも参考になる点が多数ありました(とくに士気の崩壊について)。また、仕事の上で事故が起きてしまったときを考える上でも参考になります(必要とされる精神力をしめすものとして「上海の長い夜」が引用されていました。書棚の奥の方からまた引っ張り出しました)。
 『根性でやれといったり、懲罰を強化しても、無理なものは無理である』という箇所などは、使命感を持って仕事をする人をある程度かかえているところに共通しているうめきのようで、身につまされるというよりは、重苦しさと苦味を感じました。
 引用されているLancetやBritish Medical Journalの論文に目をとおすことができたら(時間的に苦しいですが)加筆するつもりです。

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