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2006.11.04

[九大]暗転

 続いてオフィス(大学)でのトイレの話題である。ここのところ、センサーで照明のスイッチが入るというのがあちこちに採用されている。トイレの灯りも、人が入るとついてしばらく(数分のことが多い)して消えたり、「点灯」「自動(人が入ると点灯し数分後に消灯」「消灯」という3つから選ぶようなスイッチになっていることが多い。後者のようなスイッチ設置直後はとくになにも無かったのだが、しばらくして、昼は消灯に夜は自動にせよ、という貼り紙がされていた。さらに、少し前からはビニールテープで自動に固定してあるのをよく見かける。
 夜、個室を使うとき、この自動=人が入ると点灯し数分後に消灯、はなかなかの恐怖である。ほとんど(私が経験した場所ではすべて)の場合、人がいるかどうか検出するセンサーは個室の中の人には反応しないのである(私以外の人なら反応する、ということではありません)。そこで、自動になっていると、個室内で長引いた場合(5分程度でアウトのようである)、急に真っ暗になるー溶暗ではなく一気に。個室内の作業は意外に視覚依存の部分が多く、暗黒下ではなかなか困難である。覚悟を決めてしばらくしているとかすかな光に目が慣れてくることもあるが、個室の壁のため、作業はやはり困難であることが多い。どうしたものかと進退窮まっているとき、人がトイレにやってきてあかりがつくと心に深い感謝が湧き上がってくる。このようなときに個室の中から声がしても、それは感謝の意味であろう。
 なぜ、自動に固定するのか、を説明する仮説はいくつか考えられる。もっとも陳腐ですぐ棄却されそうなのは、夜は大学のトイレを使わない人が固定したというものだろう。仮説にリアリティーはないーそんな想像力の少ない人はおよそ想像できないからである。トイレの使用時間を短くして職員(広義)の勤務効率向上を、と考えているのかもしれない。だが、職場の衛生的環境維持にはもろに抵触しそうだし、職員の健康維持と最近くだり気味の士気(全般的疲弊の時代には、一見些細なことで士気はがくんとさらに低下する)を考えればむしろマイナスである。また、暗黒下での作業ミスによるペーパーの使用量増加(これはまだ軽微なほう)などに伴うコスト増加とさらなる士気の低下も見逃せない。やはり、たまたま誰かがやってきてあかりが点灯したときの感謝の気持ちを夜働いている職員に味わってほしい、という意図か。
 さて、わたしが思いついたのではないが、自衛策としては、懐中電灯をもっていく、というのもある。しかし、懐中電灯で明るくなる範囲は意外に狭く、また、片手が使えなくなるのもいたい。小さいマグライトのようなものなら、口でくわえるという手もあるが、トイレに懐中電灯を持っていってそれを口にくわえるというのもきれいとは言いがたい印象がある。

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コメント

私は山小屋やタイの山奥など、夜中にライトのない環境で仕事をする経験があったのですが、(「鳥屋」の父からもらったのでアウトドア用の製品だと思うのですが、)、真っ暗のトイレには断然、ヘッドライトが便利なので、お薦めです。

投稿: ainsliaea | 2006.11.04 21:52

私は農水の某独法研究所に勤務しているものです。このところ応動昆においでにならないようですので、もう随分長い間お会いしていません。個体群にももう長いこと出席していませんし、今度もネタがないので、参加を断念しています。
さて、私の研究所ではトイレの照明は完全に手動です。夜、長い間個室に入っていると、その間に小の方に入ってきた人が用を済ませると、照明を消してしまうことがあるのです。個室に入っているときには、気配を消すようにしていますので、それがまずいのかも知れません。消されてしまったときは、声も出せず、ただオロオロとするばかりです。個室から、照明のコントロールができると良いですねぇ。

投稿: Ohrwurm | 2006.11.04 21:20

トイレねたのたびに反応して申し訳ありません.
> トイレに懐中電灯を持っていってそれを口にくわえる
暗黒のトイレの個室でぼうっと光が揺れているとなると,よけい誰も入ってこないのではなかろーか.
※口にくわえられるのはキーホルダーサイズの Mini-MAG かと.

投稿: leeswijzer | 2006.11.04 11:57

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