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2006.08.31

[その他]データと格闘

 ここのところ動物の行動の長期にわたるデータの整理(分析するプログラムの本体はできていたので、「整理」という感じである)ばかりしていた。1日14時間くらいこればかりしていると、時間経過の感覚は失われる。バルザックではないが、コンピューター前にどれだけの時間、体をしばりつけておけるかで作業の進行はほぼ決まるので、原稿を書いているときなどのように途中で本を読んで、というようなことはない。
 私が今回した作業は、MS-Excelのファイルになったものを分析用のプログラム(これは自作)にまちがいなく入れ、あとはプログラムを走らせるだけなのだが、データの量がかなり・・・あり、プログラムを書いたとき予想もしていないデータのパターンに出会ったりするので、きつい仕事だった。疲れてきたところで、よく考えずに、『ああ、ここはこう直せばOKだ』とかいいながらプログラムのソ-スを書き換えると実はそれはまちがいだったということはよくあるので、説明を書いているととんでもない処理をしようとしていることに気づく午後といったひとときは気分最低である。
 MS-Excelを長時間使う自分というのもおかしな感じだったが、”仕方がない”とVisualBASICでEXCEL用のマクロめいたものを書いている自分というのもレトロな感じだった。長い作業の末、今回は分析しようと思っていたことは終えることができ、バックアップを取って結果を共同研究者に送る準備をし、直ちに7時間ほど熟睡した(バックアップをとらずに寝て困ったことがある)。
 私の作業も(自動化されない部分はかなりあるし)楽ではなかったが、コンピューター用のファイルの状態まで持ってきた共同研究者(というか親分)のMさんのところでの作業はそれよりもまだだいぶすごい作業だったはずである。こういう作業は、どうも”高い峰”とかにたとえる気がしない。
 しかし、[こういう仕事に強そうな]院生のYさんを”おさえて”アルバイトで一部の作業(私がする他の作業とだいぶちがうので、他のをやりながらこれをしているとよくまちがえる)をしてもらわなかったら、終わらなかった、ような、気が、する。明日からは別の仕事である。

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[九大周辺]地下鉄の駅そばのコンビニが

 個人的には理系書籍閉店ほどの衝撃ではなかたっが、地下鉄箱崎九大前駅すぐそばのコンビニが閉店したのには、驚いた。閉店だそうだ、という噂を聞いて、夜、通ってみたら真っ暗だった。ここは九大箱崎キャンパス(どこを基点にするかによって厳密にはもちろんちがうが)の最寄りコンビニで、狭い割にはかなりはやっていたようにみえていた。九大(箱崎キャンパス)のそばからは、コンビニが減る傾向にあるが(米一丸から月見町にかけてもコンビニはない)、中央図書館付近からはどこが一番近いことになるのだろう。

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2006.08.28

[九大周辺]馬出に

 少し前、久しぶりに大学通りを通って馬出に行った(地下を通っていくことは多い)。すれちがいで何回かは車を止めたが、楽に通れるようになったものだ。一時期よくいった定食屋「はたけ」がずっと休んでいるのが気になっていたが、今日とおってみたら店自体がないようだった(もしもまちがいだったら御免なさい)。

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2006.08.26

[統計]制限付き最尤法

 年に一度くらいは質問されて、自分で作ったメモを引っ張り出してくる言葉がいくつかある。REMLもその1つである。restricted maximum likelihoodの略で制限付き最尤法と訳されていることが多い。統計の辞典類の中には、residual maximum likelihoodの略であるとしているものもある。訳すとすれば残差最尤法だろうか。REMLはいわゆる固定効果のパラメーターの影響を除いて最大化するもので、周辺尤度(marginal likelihood)の最大化だと見ることもできる。
 日本語ではREMLの説明はあまり多くは見かけないのだが、『統計モデル入門』(丹後著、朝倉書店)の説明用の簡単な例がわかりやすいように思う。

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2006.08.25

[その他]音声によるコマンド入力

 少し前に見た、マイクロソフトのWindowsの次のバージョン、Vistaの目玉(?)機能である音声入力のデモンストレーションの記事によると、「おかあさん」と言ったら、「叔母さん」と認識され、修正しようとしたら、結局、“Dear Aunt, let’s set so double the killer delete select all.”という文としてコンピューターには入力されたそうだ。「叔母さん、二倍払うから殺し屋にみんな片付けさせてくれ」といったところだろうか。この英文で検索をかけると大量にヒットする。

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2006.08.24

[その他]播磨科学公園都市

 兵庫県西部の山中の盆地に、兵庫県が計画・造成したのが、播磨科学公園都市である。ここに仕事で行ってきた。Wikipediaでは、『交通が非常に不便』とされているが、ほとんど人家がなかったであろう盆地(3つの町の境ー市町村合併の結果2つの町と1つの市の境になった)に造成され、はじめの計画よりもかなり少ない(ほぼ1桁ちがうらしい)人口しかないため、確かにとくに自動車なしでの不便さは大学の学部がある場所としては群を抜いている(研究施設などならさらに不便なところはあるが)。また攻殻機動隊に出てきたことがあるので、そちらでご存知の方もいるかもしれない。最寄りコンビニまでは4km近く、途中にかなり長いトンネル(盆地にはいる道にはたいてい長いトンネルがあり、その中ではまだ短い方)がある。兵庫県立大学(理学部や付属高校がある)は別にして、ここにある施設として有名なのは、Spring8だろう。(上記の距離は兵庫県立大学理学部付近を基点としたもので、Spring8とは3-4km離れているので、Spring8基点だとまたちがうー最寄りはたぶん5km弱[県立大からだと8km弱になる]のところの別のコンビニだろう)
 奇抜な建物が多く、道路名が”テクノライン”(攻殻機動隊にも出てきた。英語の名前もあり、technopolis lineらしい)、交差点(有名建築家がデザインしたそうである)が”テクノ中央”など、いかにもといった名前がついている。小学校(ウェブサイトによれば[古い情報ではあるが]全校児童は50名あまりだそうだ)の体育館は丸いドーム状というかガメラ状である。
 こういう研究学園都市的なものが予定通りにはできなかった場合によくあることであろうが、かなり広い。Spring8のそばにはほぼ1km続く直線道路がある。その端を通りかかったら、周囲には人影もない中で、大型バイクと車と数人(5人以上)の人がたむろしているのが目についた。どうやら、警察によるスピード取り締まりらしかった。しばらく前にはあった書店(丸善)はなくなっていた。

 学生生活につきものの、ビデオ屋、ホームセンター、自動車用品店などは、どこにあるのだろうか。

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2006.08.17

[その他]ル=グインの法則

 ル=グインの法則『ファンタジーとお金は反比例するのです』、

というのがある。ル=グインは短い言葉でも、ときどきうっと記憶に残ることを書く(人によってはたくさん、というかもしれない)。これもその1つ。(『ファンタジーとお金は反比例するのです』をル=グインの法則と呼ぶのは本人も採用している。なお、『』内の訳は室住信子訳のサンリオ文庫版による)
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(以下、2006.8.20加筆)なお、 ル=グインの法則は原文ではLe Guin's Law、『』内の文は原文ではThere is an inverse correlation between fantasy and moneyである。

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2006.08.16

[九大]出張の宿ー続

 以前、九大箱崎キャンパスが出張先の時、どこに泊まるのがいいかについて書いたことがある。そのとき、箱崎付近に泊まるとなると宿はごく少ないと書いた。大きくは変わっていないが、なんと貝塚にビジネスホテルができた。二人ほど教えてあげて感想を聞いたが、値段のわりに(もちろん値段との関係抜きでのいい悪いは、”出張の宿”については意味が薄いだろう)いいとのことだった。自動車で迎えにいって、とくに九州道にのるには貝塚入口(都市高速)が近く非常に便利なところにあり駐車もしやすい。ただ、地元住人でないなら貝塚入口までの経路はしつこく確認したほうがいいー直線距離では90mくらいなのだが。

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2006.08.15

[大学]助教の任期制

 大学の教員の職名は、長いこと、教授、助教授、講師、助手だった(教務員を除けば)(学部によっては助手の仕事内容は大きく異なるがここでは理学部や農学部でよく見られるようなケースを想定している)。これが来年度から、教授、准教授、講師、助教となり、助手という名前の職はあるもののこれまでとはちがい職務内容が教員とは言いがたいものになる。このこと自体は学校教育法の改正ですでに決まっており、法案が国会にかかっているときにふれた。
 来年度まであと7ヶ月半くらいなので、各大学では具体的にどうするか検討が進み始めているようだが、少なからぬ大学で、助手→助教へと単純に移動するのではなく任期をつけるという案が大学執行部から提案されている。その中味もいろいろのようではあるが、現在、任期付ではない助手である人に、任期付き助教になれ、というのは労働条件の不利益変更だというのは私などから見るとはっきりしている。3年とか5年といった期限の付いているポストと終身雇用のポストの”魅力”のちがいは大きなもので、期限付きの方にかなりの好待遇や好条件を載せてやっても、秤は水平にはならない。任期付きの助教は他の多くの期限付きポスト(ポスドク)と似たものと見なされるだろうし、場合によっては、給料が少ないポスドク、といったものになるだろう。
 当事者ではない人にとっても、とくに理学部や農学部では助手は教員のかなりの部分を占めているから、どういう制度にするにせよ、けっこう大きな影響が、中期的(10年くらい)や長期的(30年くらい)に出てくる可能性が強いと思う。しかし、意外に、助教の任期制についてまとめているサイトは少ないようである(こことかここ[私が働いている大学の組合のサイト]とか)。
 ちなみに、学校教育法の改正後の条文は、ここここをあわせてみる(政府のサイト)。大学の教員組織を変えるにあたっての文部科学省から各大学への通知も見られる。
 また、ちょっと前だが国立大学の教員の給料の”官民比較”はこちらである(国立大学の方は見ないほうがいいかもしれない)。

このウェブログでは助教を含む大学教員組織の変更について、
 すでに「助教」の任期制が
 助手→助教ー法案はもう参議院
 助手が助教に
 助手→助教(と助手)

でもふれています。

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2006.08.14

[九大周辺]千早の黒木書店が閉店に

 生協の理系書籍が閉店になったが、千早の黒木書店も閉店と店に貼り紙があった。今月いっぱいとのことだ。12時までやっているし、帰る途中の左側にあるので、便利だったのだが。お客もけっこう入っていたように見えた。香椎参道の黒木書店は踏み切りを渡らなければいけないし、明林堂は10時まででしかも少し距離がある。
 いま千早の黒木書店がある場所は以前はたしか積文館書店だった。

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[その他]アメリカの軍艦の名前

 アメリカの軍艦には戦場の名前を付けられたものがかなりある。日本との戦争は、アメリカの戦争の歴史の中でも大きなウェイトを占めているから、当然、日本との戦争での戦場の名前がついた軍艦も相当数ある。有名なところでは空母Midway(横須賀を母港にしていた)やIwo-jima(アメリカ軍では強襲揚陸艦と分類されているが、見た目はいわゆる空母)だろうが、OkinawaとかGuadalcanal(”餓島”)とかTarawaとかもある
 ここしばらく(と言ってもだいぶ前)では湾岸戦争のときにクウェート沖に行っていたTarawaくらいしか、日本との戦争はでの戦場を名前にした軍艦がニュースなどで登場したのを見たことがない。だが、私が子供の頃はけっこうよく登場していた。Okinawaは宇宙船の回収(たしかアポロ)をしているのを何かで見たおぼえがあるし、日本にも来たことがあったはずである(うろおぼえだがスタートレックシリーズの何かの船にOkinawaと名前が付けられていた)。Guadalcanalも宇宙船回収でみたおぼえがある。

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[鳥だの森だの]動物の出す音を記録する道具

 動物の中には、音を出す器官を持っていて、季節によっては頻繁に音(鳴き声と呼ばれていることが多い)を出すものがいる。のどのあたりの振動によるものもあるし、翅をこすり合わせて出すものもいる。この音を記録する道具は、私が研究者なりたてのころはオープンリールのテープレコーダーがよく使われていた。Uherとか(たしかNagraとか)の高価なものである。その後、私の印象では、カセットテープレコーダーのあまり安くないものが使われていた短い時期のあと、DATが使われることが多かった。
 鳴き声の記録は、鳴いているかいないかがわかればいいといった目的のときは別として、どんな鳴き声で鳴いているか調べたいときには、圧縮がかかったりするような記録方式では不向きなことが多い。そのため、たとえ、カバーしている周波数があっていたとしても、人間が音楽を録音したりするのに使われるものがそのまま使えるかというとそうはいかないのがむしろ普通である。
 少し前に、SDカードに記録するレコーダー(たとえばEdirolのR-1とかその後継機種のR-09)が出てきた。なんといっても軽い、そして音質もよいようだ(少なくともスペックで見る限り)。もう、この種が普通なのかもしれない。

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2006.08.13

[本]abduction

 世間はお盆である。三中信宏氏の『系統樹思考の世界』と乱歩賞の『三年坂 火の夢』を読みながら、仕事をしている。『系統樹思考の世界』でのアブダクションということば(『系統樹思考の世界』では推論様式の名前でありキーワードである)を見ているうちに、宇宙人によってUFOのなかに引きずり込まれるような気分になってきた。しばらく前には、アブダクションは宇宙人に誘拐されるという意味がもっとも普通だったように思う。今なら、日本向け英語新聞ではabductionは拉致だろう。ab+ductで遠くに導くから誘拐になったのだと記憶しているが、推論の様式としてのアブダクション(綴りは同じ)も同じ語源だろうか。週明けに大学図書館でOEDとかを調べてみようと思って、週明けは確か図書館は休みだったことに思い当たった。
 『系統樹思考の世界』では、”歴史は科学か”という問いが大きな位置を占めている。読んでいて、善鸞義絶状などを連想した。

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2006.08.08

[九大]理系書籍閉店

 生協の理系書籍が今週金曜を最後に閉店とのことだ、少し前に直接行ったときに直接言われて小さなお知らせのちらしをもらった。もっとも頻繁に行く本屋であり、この店舗規模で専門書がこれほどそろっている書店は福岡では他にないので、深刻なダメージだ。少しよろめいた。
 生協のサイトではトップページ理系書籍のページにはないが、夏休み営業のPDFには載っている。

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2006.08.06

[統計]『正規分布』

 いよいよ夏休みかというと、オープンキャンパスに続き、大学院入試も週明けで、まだまだ休みにはならない。必要があって、柴田義貞著『正規分布』(東大出版会)をひっぱりだしてきて読んでいる。昔に比べれば、正規分布のウェイトは減っているのだろうが、それでも正規分布について何か知りたいということは多く、この本を見ることはよくある。私よりもデータ解析についてものを考えるのに費やす時間が長い人なら(もちろん問題にもよるだろうが)もっと頻繁に見るだろう。
 この本をたぶんいままでに4冊購入した。

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2006.08.04

[九大]オープンキャンパス

 昨日から高校生向け大学説明会で、大学構内は高校生(そして大型バス)であふれている。今日は理学部も割り当てられている日で、周辺の人口密度はいつになく高い。あちこちで声をかけられ道を聞かれた(確かにわかりにくいー旧航空の建物のイラストでも描いておくといいのでは)。研究室に大挙やってきた高校生たちへの説明は教授のYさんが引き受けてくれたが、その後も次々研究室を訪れる(修士課程のNさん、H君などが対応してくれた)。午後も続く。
 昨日は会議もあったし、最近は夏のスケジュール満載である。来週は大学院入試だ・・・。
とここまでは正午ちょっと前である。

 午前・午後を合計すれば研究室に来た人数は100を上回っていただろうーたぶん110人と120人の間であろう。午前中、数えるのが難しいときがあった。


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