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2006.02.05

[本]囲碁界の母・喜多文子

 囲碁と将棋はどちらもプロがいて、新聞では並んでいる。だが、女性のプロという点では激しいちがいがあり、将棋の方には、名人などのタイトル(女性に限られていないもの)を争うプロはいない[タイトルの範囲をどうとらえるかによるが、ここでは名人などを念頭においている]。そのちがいは、囲碁には喜多文子(結婚して改姓する前は林文子)がいて将棋にはいなかったから、というのは言い過ぎなのだろうが、”利発そうな少女を見掛けると「碁を習ってみませんか」と声をかけ”ていた人の存在は巨大だっただろう。「囲碁界の母・喜多文子」(中山典之著、日本棋院発行)は、広い意味での”弟子”をとる分野(自然科学もそうだろう)の人に興味をもたれてよい本だと思う。囲碁を知らない少女をプロ棋士にしたところ(されたところ)など繰り返し読んだ。
 喜多文子は司馬凌海(司馬遼太郎の「胡蝶の夢」に描かれている)の娘である。

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コメント

 ご指摘ありがとうございました。タイトルを争う、という表現が悪かったと思います。将棋では四段とそれ以上がプロとされますが、将棋の女流のプロはいても女性のプロ棋士はいないということを言おうとしました。はじめは、

今の時点で新しくプロの棋士になるのをストップしたとすると、いくら女性が強くても、将棋の名人に女性がなることはないが、囲碁ではそうではない、

といった表現だったのですが、書き改めてかえって悪くなったようです。小林泉美が勝ち続ければ名人になることはあっても、清水市代が勝ち続けても将棋のクラスや組を次々あがっていってついにはA級で一位の成績になり名人に挑戦して・・・ということは起こらない、といったことを書こうと意図したものでした。
 芮廼偉はたしか国手になったことのある方ですね。

 囲碁はたしかプロになるときに、女性の枠があったと記憶していますが、いまもそうでしょうか。そのことについてはまた改めて書きたいと思います。

投稿: A1 | 2006.02.07 23:22

いつもこっそりと楽しく読ませてもらっていますが,囲碁ネタなのでコメントさせて頂きます.

碁でも一般のタイトルを争うような女流棋士はいないでしょう.
少し前の朝日新聞夕刊にも,張栩名人の妻である小林泉美女流最強位が「女流が名人を争う日はちょっと考えられない」といったコメントを残していました.
ただ,将棋との大きな違いは,将棋は女流枠なしでプロになった人がいないのに対し,碁には男子と共通の選抜でプロになった人が何人もいることでしょうね.
なんで女流がもっと上に昇っていけないのか,については考えることもありますが・・・

(あと,実は,韓国などでは女流も一般のタイトル戦に絡んできたりしているのですね.芮 迺偉はおそらく史上最強の女流棋士ですが,韓国内でいくつかタイトルを取ってます.そして,その芮に勝つ女流棋士もちらほら.)

投稿: kin | 2006.02.07 13:08

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