[統計]Rの本
”統計のソフトは何がいいですか”という質問は、コンピューターは何がいいですか、という質問くらいには回答がむずかしいと思う。最近は、よほど変わった用途だということが感じられる人以外には、”Rでどうでしょうか”と答えている。
Rは、フリーの統計ソフトの1つで、いろいろなことができる点では(フリー、有料含め)これにまさるものはないように思う。命令はコマンドを入力するのだが(もちろんログも残る)、しばらく使ってみると、むしろ、すべてプルダウンメニューなどのものより、他人の解析手順がそのまま使える、以前の解析手順がリサイクルできるなどの長所のため、使い勝手がよいことがわかる。
初めて使うときには、年齢が20代なら1.5日、30代なら2日、40代以降なら2.5日くらい、まとめて時間をとり、データの読み込みやデータいじりの小技類と基本的な分析法のうち自分がよく使うもの[基本的な分析法をひと通り習得するというような目標は立てない方がいいだろう、多くの人が考えるよりも基本的な分析法は膨大だから]、いま自分がいちばん関心がある分析、をやってしまうのがいいと思う。必要なものは、インターネットにつながったコンピューター(普通のものでよい)と、必要なら参考書だろうか。
いろいろなことができる点では、S-plusに匹敵するないしはまさると思う(ということは、ほとんど最高度ということだが)。
以前は、Rについての本が少なく、コマンドがかなり共通しているSやS-plusの本を見ていたが(いまでも使えはする)、最近はむしろRについての本が次々出ている。生態関係でも、Sのプログラムの電話帳みたいな本や10年以上前にGLMの本を書いていたM.J.CrawleyがRの本を出すようだ。また、離散的なデータの本はじめいろいろ書いているEverittも A Handbook of Statistical Analyses Using R というのを共著で出すらしい(この本はしばらく前はEverittの単著でアナウンスされたものと同じだろうか)。
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